ひみこのはがいーぜ

ひみこのはがいーぜ

突然ですが、“ひみこのはがいーぜ”という言葉を知っていますか?

これは、良く噛んで食べることの効用を説明している標語です。

現代の日本人は1回の食事に11分かけ、620回噛んでいると言われています。しかし卑弥呼のいた弥生時代の人々は1回の食事に51分かけて3990回も噛んでいたそうです。

時代が進むにつれて食べるものが柔らかくなってきたことや、早食いになってきたことなど様々な要因がありますがよく噛んで食べるということは身体に良い影響がたくさんあります。それを説明したものが“ひみこのはがい―ぜ”です。

ひ…肥満予防
満腹中枢が働き食べすぎを防ぐことができます。

み…味覚の発達
よく噛んで味わうことで食べ物の味がよくわかります。

こ…言葉の発音がはっきり
顔の筋肉が発達し、表情が豊かになり口を大きく開けて話すことができるのできれいな発音になります。

の…脳の発達
脳細胞の働きを活発にします。子供の知育を助け、高齢者の認知症予防になります。

は…歯の病気の予防
噛むことでだ液がたくさん出ます。このだ液が虫歯や歯周病を防ぎます。

が…癌の予防
だ液中には発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあります。

いー…胃腸の働きを促進
消化酵素の分泌を促進し消化を助けます。

ぜ…全身の体力向上と全力投球
力を入れてかみしめたいとき、歯を食いしばることで力が出ます。

食事をするときには、何を食べるかということも大切ですが、どのように食べるかも健康のために重要なことです。

まずは1口30回噛むことを目標によく噛んで食べて健康な身体を手に入れましょう!

画像:千葉県歯科医師会「かみんぐらんち